前行にて千倉観音を引き車に安置し市中巡行行脚修行を行い、魔事無く東京日本橋道路原標まで到着致しました。巡行中の御参拝者並びに多くの方々に衷心より報恩感謝申し上げます。
 6月1日  千倉出発      6月 2日 〜保田駅
 6月 4日 保田駅〜富津市   6月 5日 富津市〜君津市
 6月 6日 君津市〜袖ヶ浦市  6月10日 袖ヶ浦市〜市原市
 6月23日 市原市〜千葉市   6月24日 千葉市〜幕張
 6月25日 幕張〜市川市    6月26日 市川市〜
日本橋成満

〜令和元年5月 千倉観音千倉町内巡行〜

当院の取組み
 当院の歴史の中で百年に1度、国家安泰・万民豊楽を祈り、命がけで全国の国分寺や観音霊場を歩き、自分のことではなく多くの人が願いを立てるよう努めていた記録が古文書や石碑に記されていました。先人の背に感銘すると共に創建一千年と開山五百年の節目も重なり、私も先人と同じく国家安泰と万民豊楽を祈り、各所への巡行を始める決意を致しました。
 当院は海沿いの小さな山寺でありながら13年も前からこの準備に取り組んできました。まずは京都で山車を作っていた富津市大堀の山車の車輪専門 千葉県伝統的工芸品工芸製作者  車屋坂井武雄氏(当時78歳 平成26年没84)の最後の作品として千年前の方法で大八車型の引き車をつくり、同時に住職の学生時代からの盟友 京仏師 冨田珠雲氏に大柄で寸胴な愛嬌のある観音童子を製作してもらうところから始まりました。
 
 何年もかけて参拝者に協力を仰ぎ観音童子の体内に願い札を入れてもらい、札の数が集まれば集まるほど大人の観音像に彫り進めるという方法でポッチャリ型の観音童子を二十歳前後の大人の十一面観音像にまで成長させました。まだまだ願いを集めているが、現在は1600の願い札が体内に納まり令和元年6月には京都を目指すべく日本橋までの150キロを歩き日本道路原標ゼロ地点まで進みました。市中修行の原点である京都の大寺院に観音像の開眼を頼むまでが前行(修行のための修行)、開眼後が本番の市中長距離巡行修行となります。

 

令和元年54()に高徳院護持会と川口区民有志で力を合わせ区長先導のもと一丸となり千倉観音と共に千倉町内一円を巡行し笛と太鼓のお囃子を各所で行いながら災害復興募金を行い、魔事なく成満致しましたことを御報告申し上げます。

 

ホームページ再構成中のためお見苦しくて申し訳ございませんが近日中に整備致します。

創建一千年・開山五百年記念事業
  〜千倉観音長距離巡行〜

〜高徳院-日本橋間巡行行程〜

なぜ今この時代に
歩くのか…