ゲーミングキーボードBSKBC02BKの同時押し性能を検証する。(USB接続編)
(2015.09.18)
iBUFFALO(バッファローコクヨサプライ)製のゲーミングキーボードBSKBC02BK。
ゲーミングキーボードとしては格安の\1,500-程度で販売されていて気にはかけていたのですが、
必要に迫られているわけではないので買わずにいました。
ところが…
既に生産が完了しており、型番が変わるだけと思われる後継機BSKBC16BKは、ほぼ2倍!の価格になるようです。
というわけで、市場からBSKBC02BKの在庫が無くなる前に購入しました。


このキーボードで特に惹かれるのは「複数キー同時認識機能(キーエリア限定)」ですね。
キーエリアに含まれるキーは全部で24キー。
(箱の写真の青い線で囲まれた範囲)
どの程度認識してくれるのか、検証しているサイトは見あたりません…
というわけで、今回はとりあえずUSB接続で同時押し性能を検証してみたいと思います。
カーソルキーの4キーは簡単に同時押しできますが、
左側のエリア20キーを同時に押すのは結構大変なので、このエリアをカバーする巨大キートップを作成。

これで難なく左側20キーの同時押しが可能となりました。
検証に使用するのは
打鍵表示というソフト。
そして結果は…


同時押しできるのはせいぜい12〜13キーのようです。
(ソフトが[Tab]と[CapsLock]に対応していないので、最大で2キー増える可能性はありますが…)
そもそもUSBキーボードが一度に送信できるデータ量は【6キー+修飾キー2キー】しかありません。
このキーボードはUSBキーボード2台分と認識させて計【12キー+修飾キー4キー】を送信しているようです。
デバイスマネージャの「キーボード」をチェック。
このキーボードを接続すると…

↓↓↓
HID キーボード デバイスが2つ増えます。

(最初に接続したときに「USB複合デバイス」もインストールされます。)
PS/2接続にすれば、この制限が無くなるため違った結果になると予想できますが、それはまた別の機会に実験したいと思います。
そのほかの問題点として、多数キー同時押しをしてからキーを全て離した後に、一部のキーが押されたままの状態になってることがあります。
これは一般的なキーボードではほぼ起こることはないので、キーボード2台分にしたことによる弊害ではないかと思われます。
(キーボード本体で起こっている問題というよりOSやデバイスドライバ側の問題だと思われます。)
同時押しといえば「ビートマニア」ですが、
http://p.eagate.573.jp/game/eac2dx/infinitas/p/common/info/iidx_howto.html
デフォルトで1P側のキーは完全に同時押しの範囲に入っています。
8キーなので同時押し可能の筈ですが…
完全に同じタイミングで押してしまうと取りこぼしてしまうことがあるようです。
2P側は…デフォルトの範囲では「並のキーボード」より「ちょっとマシ」レベルの同時押し性能しかありません。
キーアサインを変更してもキーの場所が問題ですね…
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