はり灸の話


現代は非常なストレス社会です

情報技術の発展により個人は益々細分化されてきています

医学においても細分化は進み、遺伝子治療などその傾向は顕著であります
しかし細分化は、人を不安に陥れます

東洋医学は包括化です 包括化は人を安心させます

人をトータルに診るという視点....人の全体性、人とは何かという視点
そこが東洋医学の原点です

温かい心で人を治療する
ストレスによる心身の不調も、心のこもった温かい手と、気持のよい鍼灸刺激
そして理解あるコミュニケーションで癒されるでしょう


細分化.....細かく分けること ⇔ 包括化....ひとつに合わせること

                  ≪実例その1 30歳代男性≫

 首 肩のこりと不眠。病院の検査では異常なしとの診断......
ゆっくりとお話をお聞きしたところ 職場でのストレスが背景にあることがわかりました
首肩はガチガチで背中のほうまでコリコリ。
まず首 肩 背中を前揉撚でほぐして鍼を施しました。するとこわばった筋肉に心地よい刺激が加わり
首肩は緩んできて胃腸までがゴロゴロと動き出しました。
さすがに気持ちよかったと見えて、男性はグーグー寝てしまいました
目覚めたところで今度は肩にお灸を......これは効果を持続させるためです
男性は見違えるほど元気になり『一皮剥けたように軽くなった!』と喜んでお帰りになりました

              ≪実例その2 40歳代女性≫

 今朝掃除機をかけているときに、腰にギクッと痛みが走り、そのまま腰を曲げることができなくなった....
腰の筋肉部分に強い痛み。その部分を指で押すと強い圧痛。これは筋、筋膜性の腰痛だとすぐにわかります
早速、障害のおきている筋肉に鍼を打ちました(交又刺)。その結果『あれっ痛くない』と女性。
そうなのです。不思議に思うかも知れませんが鍼治療ではこういうことはよくあるのです。

*交又刺.....筋肉の筋繊維に対して、45度の角度で刺鍼する打ち方。
これは鍼と筋繊維との接触面が最大となり、鍼により筋肉内の末梢神経が刺激され
軸索反射という反射が起こり局所の血行が改善される


少ない例ですが鍼治療は、まず痛みに対して特効があり、肩こりや胃腸の不調、ストレスによる心身の不調にも、たいへん効果があります




◎鍼灸治療の特徴◎

☆悪くなっている局所に刺激を与え、障害部位の緊張を緩め、血行を改善させることができる

☆体質や病気の程度に合わせて、オーダーメイドの治療ができ、自然治癒力を最大限に発揮させることができる

☆副作用がなく、自然でシンプルな治療のため身体にやさしく気持ちよい

☆背中や手足を刺激することにより、自律神経を安定させ内臓や血管運動を穏やかにすることができる




鍼灸治療について、不安なことや、解からないことがありましたらいつでもご相談ください
TEL 04-7093-4512
E-mail harikyu@awa.or.jp

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