安房高野球部の軌跡

 梅雨を明け待っていたように猛暑の夏、そして高校球児、高校野球フアンの甲子園千葉大会が

間もなく開幕されます。千葉大会の組み合わせが決まると、毎年、今年の安房高はどうなのと誰

となくよく聞かれますが、いつも曖昧な言葉で応えております。

今年、母校安房高は創立100周年記念、二十一世紀の幕開けとなる今大会、そして大会会長

の千葉県高等学校野球連盟会長吉沢肇先生は第58回甲子園千葉大会で安房高が決勝に進出した

時の安房高の監督さんです、是非後輩に頑張って貰い、何とか「華」を添えて欲しいものです。

(1) 千葉県高等学校野球連盟創設50周年記念誌「熱闘千葉」

(2) 千葉県立安房高等学校創立八十年史から安房高野球部の軌跡を抜粋してみました何

かの参考になればと思います。

◎ 千葉県高等学校野球連盟創設50周年記念誌「熱闘千葉」から

 加盟校紹介硬式の部で県立安房高は学校創立明治34年4月、野球部創部34年4月文武両道

・質実剛健を校訓とする伝統校で、普通科と英語科からなる県南を代表する進学校である。

部活動は盛んで、柔道・剣道・水泳・水球は全国制覇をした実績があり、他も多数全国総体に

出場している。

 野球部は春季県大会優勝(昭和26年)夏は決勝(昭和25年・昭和51年)で敗れあと一歩

で甲子園を逃がしたことがある。2001年には創立百周年を迎え、安房から甲子園へという周囲

の期待を背負っていると紹介されている。

◎ 千葉県立安房高等学校創立八十年史から

明治四三年校友会の武芸部には端艇・柔道・剣道・庭球・野球・蹴球・水泳・相撲の八つの

部が存在していた、野球部は三四年五月創設。10年間に他校との試合は二回だけで、ただ校内

の試合にとどまった。安房中の位置が偏在していて対戦相手が近くにいないことと、経済的な事

情が考えられているが、これ以外に野球は学生が熱中し過ぎて、種々の弊害が生じているとする

考えから、安房中では野球を奨励しなかったことも原因の一つとして考えられている。

 大正三年野球部は各組(クラス)ごとにあり、全校統一の野球部がないので、ぜひ統一の野球

部として選手をそろえ、夏季または冬季に東京の諸学校の野球団が来るのを利用して野球技を練

磨したいこと、交通が開けたら、県下の各中学校に遠征を許してもらいたいこと、などと校友会

誌に所蔵されている。なを、各組の選手と重複して、寄宿舎に根拠を持つ寄宿舎軍があり、それ

に対抗して、これも各組からピックアップして編成したと思われる本校軍があって、本校軍対寄

宿舎軍の試合が、各組対抗戦の他にもあったように記されている。

 当時は、野球部に限らず、対抗戦をするにも近隣には対戦相手もなく、専ら校内試合に熱が入

っていた。やや例外的なことであるが、大正四年学校を代表するような野球部を編成し、本校校

庭で対外試合を行った。相手は東京の大成中学であった。すでに、明治時代に対外試合を二試合

行っているので、この試合は開校以来、対外戦の第三試合目と言うことになる。この時の選手で

あった黒瀬芳雄氏の文集の一節に、全くコーチもなく苦しんでいたが、やっと柳悦多氏(後に柔

道師範として見える)に連絡がつき、続いて毎夏来訪の元慶応の投手勝伯爵(勝海舟の令息)に

連絡する人があって、これらの人の指導で一夏猛練習したとの記述がある。

大正四年といえば、全国中等学校野球選手権大会の第一回大会が開かれた年であり、千葉県大

会は大正七年に第一回大会が開催されたので、当時はまだ県大会もなく、県自体としても野球後

進県であった。その意味からいうと、この大成中学との対戦は野球部史にとっては画期的なこと

であり、これを契機として大飛躍をとげてもよさそうな企画であったが、まだ房州には野球が育

つ土壌がなかったのであろうか、鉄道開通後も、ついに開花することなく二○数年が過ぎ終戦を

迎えた。

○ 第四代校長小野寺精一郎先生(大正15年3月就任) 先生は京大ご卒業後、直ちに旧制

八高の教授に抜擢され、後、名古屋高工教授、京都二中教諭、明倫中教諭などを経て、大分県に

赴任され、大分中、臼杵中の校長を歴任し、大正一○年、本県大多喜中学校長に任ぜられ、五年

後の大正一五年三月、本校第四代校長として着任されたのであった。先生は、学問一辺倒の方の

ように見えるが、決してそうではなく、スポーツを愛好され、ただし、野球嫌いは有名で、昭和

三年、野球部は当時、水泳・陸上でも万能選手であった浦辺秀夫投手(戦後、水泳で黄金時代を

作った奈良五条高校水泳部の育ての親であった)を中心に、細身俊雄・柳宏吉など強力なメンバ

ーを擁し、指導者としては、当時野球王国といわれた香川の名門高松中学で遊撃手として活躍し

た経歴のある山尾薫明先生がおられ、自信満々県下大会に臨もうとしたが、校長の猛烈な反対に

会ってついに実現できなかった。選手代表は、出場費用はすべて自弁し、自主的に責任ある行動

をとることを誓約し、熱涙をこめて懇願したが、遂に許可を得ることができなかったのである。

野球部が、戦後まで県下大会に出場できなかったのも、小野寺校長の方針が永く引き継がれたた

めであった。

◎ 安房高野球部O・B会役員の植松辰也君から戦前の安房高野球部こと何か分かりませんか?と聞かれ、千葉高野連の「熱闘千葉」と安房高の「八十年史」から抜粋してみましたが、中学第24回生(昭和4年3月卒)大先輩の野球にかけた情熱、県下大会に出場出来なかった無念さを思うと何か熱いものを感じました。自分達は夏の大会前にバット、ボール等を運動具店から学校に収めてもらえず、仕方なく田中和彦主将名で収めてもらった記憶があります。たまたま、南関東大会(昭和30年)に出場でき、運動具店からはプレゼントという事ですみましたが、当時の仲間、何人この事を覚えているでしょうか、是非、後輩に頑張ってもらい「夢の甲子園」の実現といきたいものです。

平成13年7月9日

     安房高第8回生(昭和31年3月卒)
               伊 介  勵

安房高野球部夏の選手権大会記録

平成19年 秋季大会関東大会

平成19年 秋季大会 準優勝  関東大会出場(栃木)
        安房  6  :  4  東金
        安房 10  :  3  千葉商
        安房 13  :  11  松戸六実
        安房  9  :  4  敬愛学園
        安房  5  :  4  木更津総合
        安房  4  : 10  千葉経済大付属(決勝

平成19年  安房  10 :  0 松戸秋山
        安房   6 :  1 市学舘
        安房   4 :  1 横芝敬愛
        安房  13 :  2 船橋西
        安房   4 :  0 大多喜
        安房   4 :  1 東総工
        安房   2 :  3 市立船橋(準決勝

平成18年  安房   6 :  2 秀明大八千代
        安房   5 :  4 我孫子
        安房   1 :  4 習志野(4回戦)

平成17年  安房  10 :  3  流山
        安房  11 :  8  四街道
        安房   6 :  9  市立松戸(3回戦)

平成16年  安房  11 :  1  実籾
        安房  10 :  3  下総
        安房   1 :  4  流通経大柏(3回戦)

平成15年  安房 13  :  0 津田沼
         安房  3  :  2 千葉敬愛
         安房  4  :  7 流通経大柏(4回戦)

平成14年  安房 13  :  3 八街
         安房  3  :  2 船橋豊富
         安房  4  :  8 横芝敬愛(4回戦)

平成13年  安房  8  :  4 千葉国際
         安房  2  :  8 東海大浦安(3回戦)

平成12年  秋季大会ベスト4(3位決定戦で習志野に敗れ関東大会出場を逃す)

         春季大会ベスト8

         安房  8  :  0 流山東

         安房  9  :  1 湖北

         安房 13  :  3 佐原

         安房  5  :  8 市立船橋(5回戦) 

平成11年 春季大会 43年ぶりベスト4に輝く!!

        安房  2  :  0 東葛飾

Aシード勢の千葉敬愛、安房も苦戦。千葉敬愛は市立柏の前に4点差を追い付かれる苦戦をしたが辛勝した。安房-東葛飾は初回に安房が2点を先制した後、投手戦。東葛飾は井本-赤平の継投、安房も石崎-金木の継投、結局その後両チーム得点なく安房が辛勝した。

        安房 10  :  0 芝浦工大柏

        安房  9  :  2 八千代

        安房  7  :  2 成東

        安房  1  :  5 柏陵(準々決勝)

安房-柏陵。初回、柏陵は太田の2塁打で先制。しかし4回の攻撃でエース清水が左ヒジに死球を受けるとその裏、突然3安打を浴び同点とされる。しかし柏陵は5回、再び太田のタイムリーで勝ち越し、7回には桜井のタイムリー、9回には市木の3塁打等でダメ押し、快勝した。

平成10年  安房  2  :  6 八千代

平成 9年  安房  8  :  3 匝瑳

         安房  1  :  2 銚子商

平成 8年  安房 14  :  1 鴨川一

         安房 14  :  4 下総

         安房  4  :  0 沼南

         安房  2  :  1 中央学院

         安房  2  : 12 東京学館(ベスト16)

平成 7年  安房 10  :  3 茂原北陵

         安房  5  :  4 袖ヶ浦

         安房  5  :  1 横芝敬愛

         安房  4  :  6 千葉敬愛

平成 6年  安房  9  :  4 八千代

         安房  8  :  1 市原八幡

         安房  7  :  1 西武台千葉

         安房  1  :  3 印旛

平成 5年  安房 11  :  1 匝瑳

         安房  4  :  8 柏井

平成 4年  安房  8  :  1 県立柏

         安房  3  :  7 成田

平成 3年  安房 10  :  0 東葛飾

         安房  2  :  0 船橋古和釜

         安房  1  :  4 秀明八千代

平成 2年  安房  4  :  0 薬園台

         安房  6  :  4 土気

         安房  7  :  4 松戸六実

         安房  6  :  0 暁星国際(ベスト16)  

平成 1年  安房  5  :  2 成田北

         安房  4  :  0 茂原工

         安房  3  :  4 東海大浦安 

昭和63年  安房  9  :  1 富里

         安房 15  :  0 京葉工

         安房  1  :  2 市立柏

昭和62年  安房  9  :  1 鎌ヶ谷西

         安房  0  : 11 成田

昭和61年  安房  0  :  3 千葉工

昭和60年  安房  3  :  1 東金商

         安房 15  :  2 市川東

         安房  2  :  4 千葉敬愛

昭和59年  安房  5  :  0 山武農

         安房 11  :  1 銚子水産

         安房  1  : 12 八千代松蔭

昭和58年  安房  2  :  3 市立銚子

昭和57年  安房  4  :  2 検見川

         安房 11  :  2 鶴舞商

         安房  3  :  2 習志野

         安房  1  :  9 薬園台(ベスト16)

昭和56年  安房  3  :  0 千葉日大一

         安房  4  :  1 横芝敬愛

         安房  2  :  1 沼南

         安房  3  :  4 専大松戸(ベスト16)

昭和55年  安房  4  :  1  泉

         安房  4  :  1 勝浦

         安房  1  :  0 県立柏

         安房  0  :  5 君津商(ベスト16)

昭和54年  安房  4  :  0 東金商

         安房  6  :  2 市立千葉

         安房  1  :  4 君津

昭和53年  安房  3  :  0 印旛

         安房  0  :  7 東海大浦安(ベスト16)

昭和52年  安房  3  :  0 千葉敬愛

         安房  3  :  0 大多喜

         安房  0  :  4 千葉工(ベスト16)

昭和51年  安房  3  :  1 千葉南

         安房  4  :  2 市原

         安房  4  :  1 柏

         安房 11  :  1 千葉敬愛(準々決勝)

千葉商を破って勢いに乗る千葉敬愛は安房と対戦。しかし安房打線が爆発、圧勝している

        安房  7  :  5 君津商(準決勝)

第2試合、安房-君津商。安房は2回、スクイズを外そうとした相手投手の暴投で先制。さらに石井安打、加瀬スクイズでこの回3点を挙げた。君津商は4回に2点を返し、6回には藤平の3塁打で逆転。安房は8回、宇山の3塁打と石井の犠飛で再び逆転。しかし9回、君津商は暴投で同点に追い付き延長へ。君津商は10回、一死3塁のサヨナラのチャンス。ここで安房は満塁策を取り、これが功を奏し無得点に抑えた。12回、安房は宇山の3塁打で2点を入れ、その裏を抑え4時間5分の熱戦に決着をつけた。

        安房  0  : 15 銚子商(決勝)

決勝は銚子商-安房。初回、銚子商は水野のタイムリーで1点先行。その裏、安房は一死1,2塁とするが宇山が併殺に倒れ無得点。銚子商は2回、沼田のスクイズ等で加点、5回で石井投手をKO。その後も一方的に攻め、14安打、毎回得点の15点を挙げ2年ぶりの甲子園を決めた。

昭和50年  安房  7  :  1 大多喜

         安房  5  :  0 多古

         安房  2  : 10 天羽(ベスト16)

昭和49年  安房  0  :  8 成東

昭和48年  安房  0  :  2 安房農

昭和47年  安房 10  :  0 八街

         安房  1  :  6 成田

昭和46年 秋季大会 

        安房  3  :  0 県立船橋

        安房  1  :  4 木更津中央(準決勝)

       夏季大会

        安房  3  :  0 千葉

        安房  8  :  2 東総工

        安房  0  :  1 銚子商(ベスト16)  

昭和45年  安房  3  :  0 匝瑳

         安房  0  :  3 茂原工

昭和44年 秋季大会

        安房  3  :  0 安房農

        安房  5  :  2 大原 

        安房  0  :  4 銚子商(準決勝)

       夏季大会

        安房  4  :  0 小金

        安房  1  :  2 京葉工

昭和43年  安房 13  :  1 柏日体

         安房  1  :  6 千葉商

昭和42年  安房 11  :  0 小金

        安房  2  :  1 県立船橋

        安房  0  :  0 専大松戸(ベスト16)

習志野が千葉県史上初の全国制覇

昭和41年  安房  3  :  4 市立銚子

昭和40年  安房 12  :  0 聖書学園

         安房 12  :  3 安房水産

         安房  0  :  6 千葉工(ベスト16)

昭和39年  安房 15  :  6 印旛

         安房  0  :  8 成田

昭和38年  安房  4  :  1 国府台

         安房  9  :  2 一宮商

         安房  0  : 10 市立船橋(ベスト16)

昭和37年  安房  2  :  9 市原 

昭和36年  安房 10  :  0 旭農

         安房   2  : 11 銚子商  

昭和35年 春季大会

        安房一  8  :  7 習志野(準々決勝)

        安房一  2  :  3 成東(準決勝)

       夏季大会

        安房一  5  :  3 東葛飾

        安房一  1  :  2 銚子商

この年の優勝候補は春に活躍した長生一、成東、安房一といったところ。このうち安房一は3回戦で銚子商と対戦。銚子商の鴨野投手をよく攻めたが決定打が出ず敗退した。

        

昭和34年  安房一  6  :  1 銚子市立

         安房一  0  :  2 天羽大貫

昭和33年  安房一 23  :  0 八街

         安房一  1  :  7 船橋

       

昭和32年 春季大会

        安房一 10 :  0 千葉商大付

        安房一  4 : 14 成  田 (準決勝)

       夏季大会

        安房一  8 :  2 佐倉二

        安房一  8 :  4 長狭

        安房一  4 :  0 銚子商(準々決勝)

        安房一  2 :  3 成 田(準決勝)

千葉商と並ぶ優勝候補は、春を制した銚子商。銚子商は準々決勝で好投手・古川の安房一と対戦した。安房一は2回、古田、吉田が連打し、これを石井が送りバント。ところがこれを銚子商の沢田投手が1塁へ大暴投し2者生還。更に次打者のヒットにエラーが絡みもう1点を追加した。安房一の古川投手は銚子商の強力打線を2安打に抑え完封勝ちした。
準決勝、前日に優勝候補・銚子商を敗り意気上がる安房一は成田戦でも主導権を握る。古川投手も好投を続けるが、6回、成田は安房一の一瞬のミスを突き、1安打で2点を挙げ逆転し、そのまま逃げ切った。

        南関東大会

        安房一  4  :  2 鴻巣(準々決勝)

安房一は埼玉優勝の鴻巣と対戦、強力打線の鴻巣だったが古川の好投と味方の好守で完勝した。

        安房一  0  :  5 大宮(準決勝)

第2試合では安房一の古川投手にやや疲れが見え、大宮の左腕・高野の胸元を突く速球と大きなカーブにタイミングが合わず完封負けした。

昭和31年  安房一  9  : 2 東金商

        安房一 13  : 2 市川工

        安房一  2  : 5 銚子商(準々決勝)

昭和30年  安房一  5  : 3 旭農

        安房一  3  : 2 長生一

        安房一  5  : 1 市原一(準々決勝)

        安房一  5  :11 成田(準決勝)

    南関東大会

        安房一  6  : 5 浦和商(準々決勝)

        安房一  1  :11 成田 (準決勝)

南関東大会、千葉一は宮間の好投で辛勝。関東は小川ら主軸に当たりが出ず大敗。安房一は絶妙の投手リレーと集中打で勝ち、成田は川口に完封勝ちした。
準決勝、千葉一は埼玉王者の鴻巣・加藤投手と宮間の投げ合いとなるが、打線が打てずに敗退した。
千葉大会準決勝で成田を苦しめた安房一は、好調・牧野の前に今度は大敗してしまった

     

昭和29年  安房一  2  : 4 長生一

昭和28年  安房一 10  : 1 一宮商(2回戦)

        安房一  7  : 2 市川(3回戦)

        安房一  0  : 1 千葉一(準々決勝)

第3試合は千葉一のエース植草と安房一の1年生・鈴木豊とエース・沢木英二の力投で息詰まる投手戦で延長に。13回に1点を挙げた千葉一は植草が投げきり、被安打2、4与四球の完封勝利。

昭和27年 前年秋季大会

        安房一  2  : 3 船橋(準決勝)

       夏季大会

        安房一  7  : 2 長狭(2回戦)

        安房一  7  : 1 大多喜(3回戦)

        安房一  3  : 5 船橋(準々決勝)

昭和26年 春季大会

        安房一  3  : 1 銚子 (決勝)

       夏季大会

        安房一  7  : 2 佐倉一 (2回戦)

        安房一 22  : 0 旭農  (3回戦)

        安房一  0  :10 佐原一 (準々決勝)

昭和25年  安房一 16  : 0 大多喜 (1回戦)

        安房一   6  : 3 船 橋 (2回戦)

        安房一  2  : 0 銚 子 (準々決勝)

        安房一 1  : 3 千 葉一 (準決勝)

      南関東大会

        安房一  4 : 3 熊 谷 (準々決勝)

        安房一 11 :10 木 元 (準決勝)

        安房一  1 : 6 千 葉 (決勝)

    準決勝、千葉一の長谷部が伸びのある速球を外角に決め浦和を完封。安房一は打撃戦を制して決勝に進出、千葉勢同士の対戦となった。
決勝は雨で4日も延期された。千葉一はエース小川が好投、打線も安房一の小沢投手を攻略し快勝、14年ぶりの甲子園を決めた。

昭和24年  安房一  12  :  1 関東

        安房    7  : 10 東葛飾(準々決勝)

        安房7 :24関東中 

昭和23年  安房   10 : 0 大多喜

         安房   3  : 2 市川工(準々決勝)

         安房   0  : 1 成 田 (準決勝)

昭和22年  千葉工 13 : 1 安房中       

昭和21年  千葉商   棄権  安房中