誰かの参考になればいいんですが。



海で会って”いいですね、つくってみたいなぁ”と言われても、何故か、なかなか実際に作り始める人にはお目にかかりません。実はそんなに難しくないんですけどねぇ。

いろんな作り方があるなかから自分にあったものを見つけて始めてみる人いないかなぁ?円安でカヤックって高いですね。予算10万円台でできると思います。これで何ヶ月も遊べるし、嵐の日でもこころは海の上です。考え方では安い遊びとも言えます。今のところ、個人的には使える限られた時間で継続してやれる、ストリップビルドが気に入ってます。一本一本貼り付けていけばだんだんカヤックになってきます。右側はったら左側とぼちぼちです。結局ガンネル決めてキールを決めてこれだけです。乗った感じも市販のものとそうは違わないみたいです。ステッチングルーは結局がちがちのハードチャインのカヤックになるわけで、造るのは簡単だけど、漕いでみるとおいらのような素人にはちょっとつらいところかなぁ。波をもらうとばんばんいいます。それでも木製のカヤックは雰囲気は市販のものよりいいかもしれない!。それってお前の好みでしょの声あり。

前回はストリップを固定するのにステープル(いわゆるマックス)を2000本使いました。そして、曲線の強いところはロープでぐるぐる巻きでした。ステープルは打つのは簡単ですが抜くのがまいりました。そんな訳で今回は隠し釘で各ステーションに打ち付けてます。この方が後が楽かもしれません。
精度的には多分、cm単位でいいのかもしれません。mmを要求してはいけません。模型を造ってる訳じゃないのですから。最低線として左右対称だけ気を付けてればいいんじゃないでしょうか?

接合部の内壁にグラステープを張るのに使ってます。クリップはひもをひくとはずれるようになってます。

近頃のホームセンターは接着剤にしろ、金具にしろ探せばいいのがあります。ありがたいことです。
工具はのこぎり金槌などのいわゆる日曜大工程度で十分です。あと、便利な物は、ディスクサンダー、木工用のディスクをつけてぎゅんぎゅん削ってます。かんなは使っていません。あと仕上げ用に同心円で回転しないランダムサンダー、とかオービタルサンダーと呼ばれる工具があると、あなたも仕上げ上手になれます。

ビニルエステル樹脂と硬化剤です、無駄に使っているんでしょう、大体1艇に一缶近く使ってしまいます。冬用と夏用があるようです。

樹脂やガラスのクロスは看板やさんや塗装店に相談すればokです。専門家に聞くのが一番です。よく、硬化剤は正確に入れないとだめと言われますが、わたしゃ、目分量です。少しあまらせておいてそれが固まったかどうかで判断してます。
意外に思われるんですが、樹脂だけではどうしても防水性に不安があります、これ本当です。特に何時間も海の上にいるような使い方をするのであればなおさらです。水船はつらいです。ウレタン塗料でコーティングしてます。浸水がひどくなってきたら、またウレタンを塗り直せば生まれ変わります。

もらい物の電動のスプレイです。仕上げのウレタン塗装に使ってます。ローラーでは気泡ができてうまくいきません。かえって、やわらかい刷毛の方がうまくいくようです。

隔壁は皆さんと漕ぐのにはぜひとも付けておきたいと思います。ウレタンフォームがカヤック扱ってるショップに頼めば手に入ります。輸入はかさばりますんでそうお安いものにはならんようです。加工も簡単だし、軽いし、便利です。

造ってみたいけど、都会に住んでるから場所がないという意見も良く聞きます。アイデアのひとつとして頭に浮かぶ事は3分割を造ればどうでしょうか?それならストリップも短いやつでいいし、これイコール安い。何番目かのステーションを2枚ずつ造ればできそうです。ステンの蝶ネジでとめればいけるんじゃないかな。これならベランダでも廊下でもできそうです。

そう、時間はあるけど場所がないという人はうちの汚い工房でよければぜひ使って下さい。工具等無償で貸し出します。泊まれるとこもあります。ついでに家業で副業の酪農を手伝ってくれれば”めし”も付けちゃおう。

フットブレースの位置とか、コーミングの大きさなんかは実際に自分の体に合わせればokです。だから人のカヤックを盗むやつはいない!
アリュートは自分のカヤックを造ってはじめて一人前として認められると言う話を聞いた事あります。いい話だと思いませんか?


ここまで長文を興味をもってよんでくれた方に一言いわせてもらっていいかし?

”やれっし、やれしっ”


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