タウンズ用6ボタンパッドの回路図
(97.3.17)
この回路図が正しいものであるという保証は致しません。また、この回路図を参考にして製作された回路によってもたらされた損害については、各自がその責任を負ってください。

回路図の解説
- ピンクの丸付き数字
- 緑の枠付き文字
- ジョイスティックの各レバー、ボタンに接続してください。
ここでいうジョイスティック、ボタンとはアーケードゲーム用のコントロールパネルのような、スイッチを押すとグランド(G)につながるようになっているものです。
- +
- +5V(コネクタの5番ピン=ICの右側一番上)に接続してください。
- G
- グランド(0V)(コネクタの9番ピン=ICの左側一番下)に接続してください。
-
6番ピン−−Aボタン
7番ピン−−Bボタン
使用部品
- IC
- 抵抗
- 22KΩ・・・8個
(純正6ボタンパッドでは22Kを使っていたのでそのまま書いていますが、1K〜100Kぐらいの間なら問題なく代用できると思います。)
- ダイオード
- 1S1588・・・4個
(1555等でも大丈夫だと思います。純正6ボタンパッドでは2個が1パッケージに入ったもの・・型番不明・・が使われていました。これは入手が困難だと思われます。)
ダイオードには向きがあるので注意してください。図の矢印の尖っている方がダイオードの青い線が入っている方に相当します。
- コネクタ
- D-SUB9Pコネクタ・・・1個
D-SUB9Pコネクタといってもタウンズの場合、コネクタの入り口が狭いので、RS-232C用のコネクタ等は使えません。以前ならMSX用(アタリ仕様)の延長ケーブル等が使えたのですが・・現在では入手が困難です。今でも店によっては98用として同様のものが売られている場合があります。
どうしても手に入らない場合は「メガドライブ」用のパッドのコネクタを引っこ抜くという手もあります。ファミコンショップ等で中古ならかなり安く買えると思います。(新品でもかなり安く買えそう・・売っていればの話だけど・・・。)
- (必要なら)ジョイスティックに接続するためのコネクタ・・・1個
- コンデンサ
- 図には入っていませんが、純正6ボタンパッドではコンデンサが3つ使われています。これはバイパスコンデンサ(パスコン)とよばれるもので、おもにノイズフィルターの役目をはたしています。
D-SUB9Pコネクタに近い所に電解コンデンサ「50V・1μF」1個、とICの電源(右側の一番上)付近と他の2つのコンデンサから離れた端っこの方にセラミック?コンデンサ・・容量不明(0.01μF〜0.1μFの間だと思う)・・の2個、の計3個です。
これはおそらく無くても動きますが、心配だという方はICの電源付近に「0.1μFのセラミックコンデンサ(黄色くて、平べったいヤツ)or積層セラミックコンデンサ(青くてテカテカしてるヤツ)」を。それでもまだ不安だという方はコネクタに近い基板上に「1μF〜10μFの電解コンデンサ(アルミ電解コンデンサ…普通、タンタル電解コンデンサ…高級・・等)」を取り付けてください。3つ目のコンデンサは・・まず必要ないと思います・・。
バイパスコンデンサは片方を電源(図では+)に、片方をグランド(図ではG)に接続します。このようなアナログ回路はデジタル回路とは異なり、取り付ける位置によって効果が違ってくるので注意してください。電解コンデンサは極性(+と−)があるので気をつけてください。
注意:この回路図はFM-TOWNS用純正6ボタンパッド「FMT-PAD601」を独自に解析(ちょっとオーバーかな・・・)し、不要(もしくは無くても何とかなる)と思われる部品を省略して作成してあります。
この際に省略した「コンデンサ」は上で説明しています。
今回はここまで。次回はいよいよ製作に取りかかろうと思います。
疑問、質問、間違いの指摘、感想、等が御座いましたらこちらまで
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