メモリの容量と起動するまでの時間の関係

メモリの容量を変えながらWindows95の起動にかかる時間と、各種アプリケーションの起動にかかる時間を計測してみました。
使用機種 FM TOWNSU Fresh・TV
HDD 1GB(標準の170MBを外して1GBを内蔵)

計測の方法


Windows95
36メガ===1分17秒
28メガ===1分17秒
22メガ===1分17秒
20メガ===1分17秒
14メガ===1分17秒
 6メガ===1分37秒(注:起動直後、ピッという音とともに「なんたらmemoryなんたら」というエラーを意味すると思われる数行の文を表示し、数秒たってから起動を再開した。)
一太郎 6.3
36メガ===19.5秒
28メガ===19.5秒
22メガ===20.5秒
20メガ===20.5秒
14メガ===30.5秒
 6メガ===56.0秒
Excel 5.0
36メガ=== 9.0秒
28メガ=== 9.0秒
22メガ=== 9.5秒
20メガ===11.0秒
14メガ===12.5秒
 6メガ===36.0秒
Word 6.0
36メガ===15.0秒
28メガ===15.0秒
22メガ===18.0秒
20メガ===18.0秒
14メガ===21.5秒
 6メガ===58.0秒
ペイント(95標準)
36メガ=== 5.5秒
28メガ=== 6.0秒
22メガ=== 6.5秒
20メガ=== 7.0秒
14メガ=== 9.0秒
 6メガ===22.0秒
合計
36メガ=== 49.0秒
28メガ=== 49.5秒
22メガ=== 54.5秒
20メガ=== 56.5秒
14メガ=== 73.5秒
 6メガ===172.0秒

実験を終えて

Windows95本体の起動にかかる時間はメモリの量とは無関係のようです。6メガでもエラー?の表示さえなければほとんど同じだったと思われます。
ペイントで大きいファイルをいくつも開いて、それらを切り換えて表示したときなど、かなりのスワップが発生したのですが、それを数値に表すことができませんでした。
しかし、通常使うようなアプリケーションを使用してみた感じでは、20メガ以上の違いはほとんどわかりませんでした。
これはFresh・TVが「640x480 256色」という省メモリ環境であるのに加え、「486sx33」と非力であり、小さなスワップがその遅さにまぎれてしまうためだと思われます。
高速なCPUや、ウインドウズアクセラレーターを搭載している機種では違った結果になると予想されます。

6メガから14メガの間があいている理由は、4メガのsimmが無かったからです。(12メガはうっかりしていてやりそこねてしまいました。)
実験したマシンのハードディスクは「IBM DPES 3180」です。標準で搭載されていたもので計測した場合より多少速くなっているのではと思われます。
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