日本酒の表示について一言

大吟醸

純米大吟醸

米・米麹

50%以下

大吟醸に比べると概して味に厚みがあるともいわれ、
純米造りの中では最高の技術を要する。

大吟醸

米・米麹・醸造アルコール

50%以下

精米歩合50%以下で低温発酵させたもので、なめらかな
口あたり。鑑評会の出品酒は精米歩合35%ぐらいのレベル

吟 醸

純米吟醸

米・米麹

60%以下

純米酒の規格で造られる吟醸酒 アルコールを添加せず
各地で個性豊かな酒

吟醸

米・米麹・醸造アルコール

60%以下

品評会の技術研鑽から生まれた酒で本醸造規格で精米歩合60%以下の白米で
低温発酵させたもの香り高くスマートな味わい

純 米

特別純米

米・米麹

60%以下

米・米麹のみで造られた酒で精米歩合70%以下 原料米の特徴や蔵元の個性が
出やすい 米本来の旨みやコクが感じられる

純米

米・米麹

70%以下

米・米麹のみで造られた酒で精米歩合70%以下
以下特別純米とほぼ同じ

本醸造

特別本醸造

米・米麹・醸造アルコール

60%以下

米・米麹と一定量以下の醸造用アルコールを加えさらりとした飲み口の酒
アルコールの添加量は白米の重量の10%以下となっており純米酒特有の重圧感を
アルコール添加により緩和し軽やかな風味にするのがねらい

本醸造

米・米麹・醸造アルコール

70%以下

米・米麹と一定量以下の醸造用アルコールを加えた酒で精米歩合70%以下
以下特別本醸造とほぼ同じ

普通酒

米・米麹・醸造アルコール・その他

 

醸造用アルコールの添加量が本醸造規格を上回るもので製法的に本醸造以上に属する
のもは特定名称酒と呼ばれそれ以外は普通 酒としている。しかしながら原料に
酒造好適米を使用したり製法上の規定を超越した好酒も最近みうけられる。

古酒

いろいろな場合あり


3年以上長期間低温で熟成させた酒で芳醇な風味が出る。
色は熟成の度合いにより黄金色から琥珀色のようになる。

秘蔵酒

いろいろな場合あり

 

古酒の中でも5年以上長期間低温熟成させたものを秘蔵酒といいさらに
10年以上熟成させたものを大古酒という。

純米

生一本

米・米麹

 

単一の醸造場のみで造られた純米酒のことをいい
複数の醸造所のお酒をブレンドした場合は表示できません。

原酒

いろいろな場合あり

 

もろみをしぼったままアルコール度数調整
の為に加水していないお酒。

樽酒

いろいろな場合あり

 

木の樽で貯蔵し樽のまま、あるいは瓶に詰め替えられた
杉の香りが良い酒。香りがつきすぎると飲みにくい。

生もと造り

いろいろな場合あり

    

天然の乳酸菌による乳酸発酵の過程を経た酒母を使用したお酒の造りかたで
麹や蒸米を櫂ですりつぶす工程を経たもの。独特の酸味があり熟成によってさらに味わい深いお酒になります。

山廃造り

いろいろな場合あり

  

天然の乳酸菌による乳酸発酵の過程を経た酒母を使用したお酒の造りかたで
麹や蒸米を櫂ですりつぶす工程をせずに麹の酵素で蒸米を溶解させる方式をしたもの。
独特の酸味があり熟成によってさらに味わい深いお酒になります。

貴醸酒

いろいろな場合あり

 

普通日本酒は米、米麹と水で仕込みますがこの仕込み水の半量(または一部)日本酒を用いたものを
貴醸酒といいます。色は琥珀色で こってりとした濃厚な甘口です。

にごり酒

いろいろな場合あり

 

もろみの中の蒸米や麹の粒を細かく砕いたにごったお酒。
粒が細かさもいろいろあります。出荷の際加熱殺菌したものとしないものもあり
殺菌してない生のものは発酵の際に炭酸ガスが残り酵母菌が生きていてみずみずしい
味わいが楽しめます。生のものは活性にごり酒と言います。