曹 洞 宗

曹洞宗について

 曹洞宗(そうとうしゅう) 中国、日本の禅宗の1宗派。唐代の禅僧、洞山良价(りょうかい)を開祖とする。禅宗6祖である曹渓慧能によって大成された南宗禅は、その後五家七宗に分派した。曹洞宗はそのうちのひとつで、その名称は洞山と曹渓慧能の名にちなむものとされているが、洞山とともに曹洞宗の大成に活躍した弟子の曹山本寂の名をとったとする説もある。宋代以後、曹洞宗は臨済宗とならんで中国禅宗を代表する宗派となった。

 日本における曹洞宗は、鎌倉時代に道元によって日本につたえられた。道元は24歳のときに宋に留学し、天童山の如浄(にょじょう)から曹洞宗の法をうけた。1227年(安貞元)に帰国したのち、京都の建仁寺で、ただしい座禅の行法をしめした「普勧座禅儀」をあらわし、つづいて宇治に観音導利院興聖宝林寺をひらいて布教につとめた。

 釈迦を本尊とし、道元を高祖、紹瑾を太祖としてあおぐ一仏両祖を信仰し。只管打座(しかんたざ)」ただひたすらに座禅しをする、禅宗である。そのため特別の経典はたてないが、道元の「正法眼蔵」を抄出した「修証儀」や「大般若経」(→ 般若経)がよまれる。現在の本山は永平寺と総持寺である。

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曹洞宗の公式ホームページです。

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このHPの最終更新日は 1999年08月19日 です。