市民の命を危険にさらしている有害鳥獣駆除対策について         ホーム 

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  埋設・解体・焼却等の処理場施設建設を、南房総一丸となって県に要望すべきと考えるが。
市長 現在南房総市が、千葉県中南部地域市町村野性鳥獣対策会議の幹事市であり、昨年12月に県知事に要望書を提出しましたが、有害鳥獣の固体は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により、一般廃棄物に区分されるため市町村が整備すべきとの回答でした。しかし、市町村が単独施設として有害鳥獣の焼却施設を整備することは、現実的に困難であり県事業による整備を継続して要望します。


問  和田地域では、イノシが民家に侵入し人命も損なわれかねない状況です。市内他地域での被害状況は。
市長 山間地域では、住宅敷地内への侵入事例があると聞いていますが、詳細な状況は把握できていません。今後、農産物被害状況調査と合わせて状況の把握に努めていきます。


  ここ10年の捕獲数と対策事業費の推移は。
市長 捕獲数は、643頭から5146頭と8倍に、策事業費は、1千200万円から1億300万円と8.5倍となっています。


  生息地が、山から中山間地帯へ、被害が山・畑・住宅地にまで移っており、被害状況が大きく変化、農業被害から倉庫や民家への侵入という被害が拡大しており、農林水産部扱いという市の対応では、市民の安全を守ることはできない。「仮称・有害鳥獣解決チーム」を設置する考えはないか。
市長 イノシシの生息域は、市内全体にまでおよび、被害においても拡大が続いている状況であり、自己防衛・事故対策も重要となります。今後は日常生活にも様々な影響が懸念されますので、関係機関および担当各部局との情報共有を強化し、総合的な対策の検討をしていきます。