フィリピン訪問記
マニラ・タガイタイ・コレヒドール島
(Manila, Tagaytay, Corregidor Is.)


2003年02月14日(金) 両替屋

午前4時過ぎ起床。5時の待ち合わせですので少し早めですが4時半に家を出ました。5時に富山を出発し館山道、東関道を使い7時前に成田空港に着きました。有料道路代金は350円+2350円でした。JTBのLOOKカウンターでチケットを引き換えてフィリピン航空のカウンターでチェックインしました。9時にPR431便に搭乗しAM9:45に離陸しました。天気は快晴無風状態でした。 現地時間13:30、Ninoi Aquino International Airportに着きました。空いている時は距離からして空港から30分弱で付く距離ですがマニラのトラフィックの悪さは有名で、到着早々渋滞を体験致しました。私の部屋はまだ掃除が済んでなかったため1時間近く待たされ、4時にチェックインする事が出来ました。日本と違い何事にも大らかな心が必要であると実感致しました。ホテルはMALATEのCentury Park Hotelです。昨年までは日航指定ホテルであった為、日本語を話すスタッフも常駐しておりました。空港やホテルの両替よりも市中の両替屋さんの方がレートが良いと言う事なので、知り合いの到着を待って「money change」の看板の立ち並ぶマニラ中心部ERMITAに向かいchange houseで換金いたしました。1万円で4600ぺソと言う事でしたが、手早く数えて袋に入れる際に抜き取り半額しか手渡されませんでした。車中で何回数えても増えて来ませんでしたので、両替屋のbrokerと話しましたが埒が開きませんでしたので、ドライバーさんの友人のポリスをお願いして立ち会って頂きました。中央警察に行き非番の彼らをお願いしたのでチップを上げましたが、交渉の末当初のレートより多少落ちて4,500ペソで換金できました。(因みにホテルでのいレートは4100ペソでした)この間、セントラル・メトロマニラの大渋滞の中、マラテとエルミタを行き来して2時間余りを費やしてしまいました。ホテルで待ち棒毛の人達はお腹を空かして散々でしたが、私は良い勉強と経験を積む事が出来ました(爆) 夕食は、8時頃から美味しいフィリピン料理のレストランを物色しましたが今日はSt.Valentine's Dayの為なのか、お勧めのスポットは行列待ちの状態で諦めざるを得ませんでした(汗)。結局ロハス大通り(Roxas Boulevard)沿いの海鮮村酒楼(fishing village)と言う中華のお店でした。そこでも、例の如く地元館山での飲み会スタイルで一気呑みの洗礼を受けましたが、食事の後のカラオケでは、更に景気良く恒例のジャンケン一気が始まってしまい、負けが込んだ私は、お先に酩酊モードでダウンしてしまいました。ブルジョア階級や日本人観光客向けの高いお店らしく厳重な警備とチェックが行われていました。舞台ではトップレス・ショーが行われておりましたが、私達は日本語のカラオケが希望なだけでしたので、粘り強い交渉の末、舞台とは隔離されたVIPルームで、思う存分にカラオケだけを楽しみました(爆)(私は既に旅の疲れもあり酩酊状態でした・・・グロッキー状態って事は結構楽しんだ結果なのでしょうか?)。 ホテルに帰ったのは、1時過ぎの様でした。

2003年02月15日(土) タガイタイ観光

  不思議な事に、日本時間の6時には目が覚めてしまいシャワーを浴びて現地の日本語「まにら新聞」に目を通し、時間を潰しましたが折角持ってきたモバイルギアでメールチェックをしようと回線を繋いで見ましたがどうにも調子が悪いのでホテル内のビジネス・センターからhotmailでアクセスしました。普段使わないアカウントなもので海外旅行専用になっております(爆)。こんな時、単一言語の不便さを感じます。ここフィリピンは、公式言語を英語、フィリピノ語と二つ持っておりますのでアジアに在りながら海外就労者の多い事でも知られております。現地時間9時に集まり10時に遅い朝食(早い昼食)を取る為、エルミタのフィリピン料理のレストランに行きました。器にはバナナの葉が敷かれており南国らしさが出ておりました。フレッシュな青マンゴ・ジュースやココ椰子ジュースも初体験でした。比較的香辛料が少なく素材の味を生かした料理が多く食べ易い物ばかりでした。11時から開店の御店に30分前から入り込んでいましたので、店を出る頃にはようやく観光客が集まり始め生バンドも演奏準備を始めた所でした。Mechado(メチャド)と言う牛肉のシチューは肉も柔らかくとても美味しかった。味は薄めのものが多くBagoong(オキアミの佃煮?)やToyo(醤油)で味付けしたほうが美味しかった。
今日は、マニラから南のカビテ州TagaytayのPeople's Park in the Skyに行きました。マニラに比べてかなり涼しくトレーナーを買い求めました。標高700メートルの高地で平均気温22.7度の気候は、ここがフィリピンである事を忘れてしまいそうです。Lake Taalや、Taal Volcanoを眼下に望む360度の展望台は気分爽快でした。途中乗馬コースやジプニーの組立工場なども有りました。この辺はルソン島の中でも有数の果物の産地と云うだけ有って、バナナやパイナップル畑が一面に広がりココ椰子も、そこら中に見られました。途中に連なる直売場には、それらの果物が山積みにされておりました。完熟のモンキーバナナも一房買って来たら車に入れると同時にボロボロ実が離れてしまう程でしたのでトテモ甘く美味しかった。Lankaと言う一抱えも有る表面がぶつぶつの堅い果物も輪切りにして買い求め車の中で食べながら移動しました。ここに来て初めて見た牧場には、セブー種と思われる牛が飼われておりました。中には何頭か水牛の様な黒毛の牛もおりましたが車中から遠目に見えただけですので定かでは在りません。郊外には広い土地に多くの日本企業が進出しており、行き交う車の多くが日本車でした。マニラ市内は慢性的な渋滞で、市民の足としてきらびやかに装飾されたジプニーが何処に行っても目に付きます。市内から南に出ると最初に目に付くのがPASAY CITYの近代的な高層ビル群です。JPリサール・ハイウェイで南下しましたが、高速道路と並行して走るマニラ市内のフィリピン国有鉄道沿線は、不法居住者のバラック住宅で埋め尽くされており軌道上さえも生活空間となっておりました。途中僅かにLake Lagunaが見えました。行きたい所はたくさん在りますが、そうそう欲張ることは出来ませんね(笑)
7時前にホテルに着き、休息後9時に韓国焼肉レストランに行きました。牛肉は脂肪が少なめで柔らかく本場韓国に近い感じがしましたが、ボリュームは凄かった♪腹こしらえをしてから、またもやカラオケでした。今夜は、オンラインで集中管理する最新のカラオケ専門店(ファミリー・カラオケ)でしたので日本の曲も豊富でしたし料金も安く、何よりビールの注文単位が5リットル樽なのが感激でした。樽は3回チェンジしましたが基本料金内には収まっていたようです。いったいドレほど呑んだなら追加料金となるのでしょうか?と言う訳で、今日は途中で勿体ながらも我慢が出来ずに、胃の内容物の入れ替えをしてしまいました(恥)

2003年02月16日(日) コレヒドール島

  今日も良いお天気でした。頭は痛かったのですが、定刻に目が覚めていまいました。 陽の光がとてもまぶしく感じられます。ホテルから約1Kmに在る文化センター裏の桟橋からCorregidor Islandに向かう高速観光船が出ております。2nd TRIPでのツアーに参加する為に10時過ぎにホテルを出て軽食を取り乗船いたしました。1時間20分の船旅でマニラから45Km、マニラ湾の湾口に位置しバターン半島から6Km、対岸のカビテ州まで16Kmにある全長6Kmの小島ですがスペイン統治時代からの歴史的な要衝として、特に太平洋戦争時の戦跡が保存されトンネル要塞として知られるマリンタ・トンネルや戦争記念館などが整備されメモリアル・ゾーンとして訪れる人にフィリピン独立に至るまでの歴史が展示保存されておりました。島内観光は、当時の路面電車を模したオープンエアの観光バスによって砲台や兵舎など戦災施設を回りながらガイドさんの説明が有りましたが、バスは日本人用とその他に分かれておりました。島内ツアーは午後5:30まで、マニラ着6:40。 途中PM6:00洋上より、バターン半島先端にSunsetの瞬間を見ることが出来ました。マニラ湾の夕日は「東洋の真珠」と言われとても美しいものだと、ある本で見た事が有りますが不幸な過去の歴史を探訪した後の夕日の輝きは、とても悲しく60年前この地で散った多くの人々に手を合わせつつ水平線に隠れた後も暫くデッキにおりました。
その後、ロハス大通り沿いに在るMax's restaurant(現地のファミレス)で夕食を取りました。Sinigang na Hipon(海老のスープ)、Seafood Karekare(海鮮カレカレ)、白身の焼き魚、Pansit(フィリピン風焼きそば)などを食べて御腹一杯になりました。ホテルで休息後、昨日のカラオケ屋さんで、昨夜以上のハイペースで樽を開け追加分も消化して燃焼致しました。

2003年02月17日(月)ショッピング・モール

  いよいよ本日帰国です。 部屋のチェック、車代など滞在費用の精算を終え、ホテルに隣接するHarrison Plaza及びHarrisonSM(シューマート)でお土産や御礼の買い物をして過ごし、12:00に現地旅行社係員がホテルに迎えに来るまで、今回の旅行で現地で同行し、お世話をして頂いた友人と軽食をして過ごしました。
1時に空港に着き3時10分にマニラを発ちました。成田着8時40分でしたが、ここ3日間毎晩夜遅くまで歌いあかしました結果、近年に無い睡眠不足でしたので、安全運転で慎重に帰省いたしました。


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