香港 & 澳門 (Macau)


昨年は、1997年6月30日に幕を閉じるイギリス領香港と、1999年12月20日に返還予定のポルトガル領澳門を訪れました。

マカオでは、東洋一を誇る大規模なカジノで有名なリスボア(LISBOA HOTEL)に宿泊しましたが、旧正月を前にルーレットを模したホテルの外壁は素晴らしい電飾が施されておりました。

勿論、名物のカジノも色々チャレンジしましたが、私には「大・小」と呼ばれる、3個のサイコロの出目を当てるゲームが単純なルールで体質に合いはまってしまいました。

と言う訳で、財政収入の90%以上をカジノに依存すると言うマカオに、税金を奮発する羽目になったのです。

聖ポール天主堂跡では、イタリア人イエズス会修道士設計により日本を追放された日本人キリシタンが建設に協力したと言われるだけに、菊の花の彫刻や徳川家康とされる彫り物も有り不思議な感じを受けました。

中国との国境も以前ほどではないと言うが、厳しいチェックが行われていました。

媽閣廟(マーコツミョウ)と言う、マカオの地名のルーツとされる道教の寺院も正月を前に蚊取り線香のお化けみたいな巨大な線香が沢山焚かれていた。そこで行われていた2メートルもの爆竹の束の点火には、思わず耳を塞いでしまいました。

鉄筋の入っていない、古いアパート群では、外壁の配管をよじ登って進入する泥棒避けに最上階の窓にまで鉄格子が入っていたし、電気泥棒は当然のように横行しどれが本線か解らない程に電線の束がドアの上を走っていた。人々の大らかな感覚が、私の常識を越えたところで流れていました。

街は活気に溢れ皇居程の広さの中に45万人が蠢いているとのこと、自動車はその殆どが真新しく、これも中国への返還を前に財産を品物に変えておきたいと言う社会的現象の一つだそうです。



聖ポール天主堂跡
聖ポール天主堂跡

中国との国境
中国との国境

リスボア・ホテル
ホテル・リスボア


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