一番目は水滸伝。武大という凡人がいた。妻は美人。最初に出たピンク色の服を着た女の子みたいな人物は、実は男性で、名前は西門慶。この悪者は武大の美人妻を奪う
ために武大を殺した。武大の実のの弟、武松という、虎を片手で殺した英雄が、
あの黒い服を着た怒っていた人物。武松は西門慶の自宅に押し付け、挑戦して、
悪者を殺して、お兄ちゃんのかわりに復讐した。
二番目は、青蛇の物語。綺麗な女性が青い蛇。彼女と弟子達は、いつも、悪い金
持ちから不義の金を盗んで貧乏人に分けていた。あの口から火を吐いた人物こそ
が悪いお金持ち。口から火を吐くというのは、非常に邪悪な勢力を代表する蛇を
イメージしている。両方戦った結果、当然、善良が邪悪に勝った。(ブッシュさ
んもこういうことを言ったな。)
この劇は、いろんな武器をふんだんに使うのが、見所だ。
三番目は、楊貴妃と唐の皇帝(李さん)の愛情物語。白居易(または、白楽天、
はくらくてん)という非常に有名の詩人がその物語を「長恨歌」という長〜〜い
詩にまとめた。最後の句が、「在天願作比翼鳥、在地願為連理枝」が古来愛の絶句として代々詠われてきた。「天に行けば永遠に一緒に飛ぶ二羽の鳥のように、地にいた
ら、枝が結ばれているような二本の古木のように。」という意味。
楊貴妃は国を滅びさせた悪女というイメージだが、この詩には、善悪の議論を避
けていて、文字といい、リズムといい、すべて極めて美しく流れているので、読
む人は煩雑な世の背景を忘れ、純愛だけが心に残る。詩の最高境界に達した傑作。
本当のストーリーは、皇帝は楊貴妃を愛するあまり、国を滅びさせた。あげく、
楊貴妃は死を命じられた。ある日、皇帝は霊術を使って楊貴妃の魂と会うことが
できた。見たシーンがそうだった。久しぶりに会った二人は感激して天に永遠の
愛を誓った。
楊貴妃を扮したのが、中国の京劇大師、梅蘭芳(男性)の長男、梅玖葆先生。か
なり太っていたが、実際の楊貴妃も非常に太っていたらしい。唐の時代の美人は
豊満体。日本も同じ?