第5回河北省鹿泉市酪農交流
鹿泉市(Luquan)


2001年06月09日(土)

  午前6時自宅発、7時30分岩瀬先生宅発、8時30分成田着 NH-905、午前11時10分離陸―北京、午後2時25分(北京時間1時25分)着陸。 中国人民政治協商会議河北省鹿泉市委員会副主席 王 文賢 女史と、鹿泉市林牧局畜牧科 沈 新朝 氏の出迎えを受ける。鹿泉市5時55分着。6時30分から歓迎晩餐会。8時45分頃まで、続きました。この席で1988〜1990 林牧局指導によりアンモニア処理を行うが飼料価値が低い為中止した経緯が有るとの説明を受ける。

2001年06月10日(日)

  6時30分〜7時朝食 8時〜9時40分、三鹿乳業にて会議。 10時〜12時、モデル農家調査と繁殖診療(李健明)、獣医(王衆文)、隣の農家の3軒を訪問。岩瀬先生が直検。 12時〜2時迄昼食 2時〜2時30分、休息。3時から馬金庭、董志英、李慶珍氏の牛舎を訪問、調査と繁殖診療。岩瀬先生、葛さんは、李風秋、張景風さんの牛もを直検に因る診断と聞き取り調査も終わらせて帰る。 7時から夕食。 鹿泉市ちょう市長、鹿泉市林牧局ちょう局長、銅治鎮党委書記・肖印剛氏、鹿泉市交通局・封潤徳局長・書記、鹿泉市大河鎮委員会・買建祥書記が参加。隣室で、干富水氏、王文賢副主席、玲??女史、その他の人も駆けつけてました。昨年11月に松本の人達が訪中したのを機会に、それを受けて訪日したメンバーがこぞって駆け付けたため、大変な盛り上がりを見せました。 夜、鈴木孝雄さんに、前回2月の交流会で持ち帰った鹿泉の茎葉とうもろこしサイレージの嶺岡乳試での分析結果を問い合わせる。 家にも電話をかける、昨日分娩した隣の初産が出産したとの事。

2001年06月11日(月)

  7時より朝食、9時より12時まで三鹿乳業にて飼料計算講習会および直腸検査技術講習会、ビデオによるお灸ならびにBCS講習会。昼食後3時からルーサン栽培現地視察および栽培講習会。今日はインドアで一日技術検討会でした。 昨夜の晩餐会が盛り上がり過ぎた為か?今日は静かな夕食でした。 今の時期、広大な河北省の大地は一面小麦の収穫期のため、大型の汎用コンバインが至る所でフル稼動しておりました。収穫後又は収穫前から条間には早くもトウモロコシの播種が行なわれ潅水作業や除草剤撒布が行なわれ農繁期の真っ只中でした。 家に電話をすると、午後6時頃から足が出て10時現在まだ同じ状態だそうです。「産道に頭部が確認できれば、そのままで自然分娩。頭が無ければ、獣医さんをお願いするように」と、お願いしました。 遠隔経営は心配ですが、成るようにしか成りません。

2001年06月12日(火)

午前中は大河鎮の大型酪農家と建設中の牛乳加工プラントを案内して頂きました。途中有機栽培のスイカ畑で量り売りのスイカを求めてご馳走になりました。午後は沈新朝さん所の牛を見せて貰って、今回の「鹿泉市酪農発展協力事業第5回プロジェクト」はタイム・オーバーと成りました。 帰路・河北省石家庄市から北京へ向かう特急列車の退屈な時間である筈の3時間でしたが、今回もどう云う訳か我々のボックスに河北大学のお嬢様が同席いたしまして、楽しい時間を過ごす事が出来ました。彼女たちは、今年卒業であり就職活動のため石家庄市の新聞社を訪れたのだそうです。英語が話せましたので、どうにか?楽しい会話になりました。隣で葛さんが、色々フォローしてくれましたので安心でした(お互いに「安心」の意味は違いそうでしたが・・・)。もっとも私は、語学力は有りませんので、岩瀬ドクターの奮闘振りを拝見するだけでした。♪
電車で同席した華北大学の学生さん♪

2001年06月13日(水) 帰国しました♪

  成田に着きましたらホッとしました。 家に着いたら、ドッと疲れが来ました。 それにしても、鹿泉市は暑かった。 家に帰ったら、子牛はうじゃうじゃ生まれてるし・・・。 明日から、気分を変えて、また頑張らなくっちゃ (汗)


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