2000年09月27日(水) 帰国しました♪
朝、小沢さん・岩瀬先生と葛さんのガイドで北京大学まで散歩した。人民大学と人民大学付属高校の隣には、世の教育ママさん必見の学習教材屋さん等が並んでおりました。道路改修工事の為タップリと散歩が楽しめました。中華村ってのが、秋葉原と筑波学園都市とシリコンバレーを一緒にしたような所とは知りませんでした。又来る機会が有ったならユックリと見たい所です。朝食の後、例によって、何時ものスーパーでお買い物でした。空港のレストランで軽い昼食を済ませましたが、空港はお土産ばかりか全ての物価が一桁違いそうでした。無事、NH906に塔乗。岩瀬先生宅でお茶をご馳走になってから、帰宅。
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3回目の交流会となり、鹿泉市の人達とも親しくなって漸く心が通じてきた様です。農業には、技術革新は似合わないと私は考えます。バイオテクノロジーやインフォメーションテクノロジーが横行しても、現場では昔ながらの作業が続きます。私は田舎が好きです。都会も好きですが、鹿泉に来て、地元に帰って何をすべきか考えさせられました。就農当時の自分を現地で思い出しましたが、彼等の進むスピードは我々が20年かかった事を恐らく4,5年で達成してしまうでしょうし、
我々も過去へは戻れません。農業は、他の産業と違い根本的に極端な生産性の向上が不可能な産業ですので、WTO加盟後の経済社会ルールにおいては、アメリカ的な輸出戦略に対応可能な極僅かな部門以外では斜陽の方向に向きつつあります。既存の農業と農業技術を否定する物では有りませんが、農民だけでなく国民全体で考えなくてはならない日本の農業が有る筈だと思います。
今この地に来て改めて自分の道を考えた時、「自分は、自分である」と言う事でした。これからの人生を、自分である続ける事が、自分にとっても、家族にとっても、地域にとっても、我家の訪れる多くの若者にとっても貴重な意味を持つと信じて生きる事こそが、私の人生の存在感であると考えさせられました。