はじめに

ナチュレは今までに無い新しいタイプの宿です。そのため、お客さまの描かれたイメ-ジと違うといった事や不安であるという御意見をいただく事があります。このコ-ナ-ではそのような声を集めてみました。人生の良い思い出を作っていただくためのせっかくの御旅行です。また、宿選びはその中でも重要な部分です。皆さんの誤解のない宿選びの資料になれば、幸いです。

造りが雑で、隙間だらけ

一番多い声です。これは、手を抜いて造ったからではないのです。機械でカットせず、チェ-ンソ-だけで造った事が一番の原因です。まさに、本物のログキャビンなのです。不揃いな自然木を組み合わせ積み上げる作業でつくったログの壁は決して真直ぐではありません。従って至る所に隙間ができてしまいます。もちろん、透明のシリコンなどを注入し、埋めてありますので、気密性に問題があるわけではありませんが、近代的な建築に慣れた方はどうしても雑に見えてしまいます。隙間から外が見えると言われる方もいらっしゃいますが、透明のシリコンで埋めてあるため、光りが透過しその様にみえるのです。また、ログを生かすため、内装、外装もしておりません。そのため、釘や切り口もそのままです。また、私の技術の未熟さもあるため、細かい所で雑にみえてしまう所があります。精一杯の努力の結果なのです。塗装もしてありません。自然に同化する様配慮したつもりです。 不揃いな集合体になにか、なごみ、味、やすらぎを感じていただく事を期待いたします。

雨漏りは大丈夫か?

その外観から雨漏りを心配される方がいらっしゃいます。屋根は一般住宅と同じような手法で作ってあります。いままで大雨でも雨漏りはありません。ただし、横殴りの雨の時ログの壁の隙間から、雨が涙の様に出てくるといった現象が初期にありました。今は対策をしてありますので、心配はありません。

虫が多い

確かにここは、廻りが里山であるため、多くの虫で屋外はあふれております。また、その外観から虫が侵入してきそうで不安だという声もよく聞かれます。事実一年目全く虫対策をしなかった時はアリ、くも、ハチ、むかで、やすで、げじげじ、だんごむし、などが確認されました。また、都市型のごきぶり、はえ、蚊などもそれなりに侵入してきます。ただ、その量は一般の家庭と大差はありません。また、木食い虫といったログハウス独自の虫もでてきました。けれど、バルサンの燻蒸、殺虫剤の定期的な散布、塗布。開口部の隙間の解消などで、現在ほとんど、キャビン内では確認されなくなりました。また、蚊やハエについては、ベ-プや殺虫剤を十分御用意してありますので、それを使っていただければ、特に不快な事はないかとおもわれます。 まれに開口部より雨蛙の侵入がある時がありますが、愛嬌として考えていただければ、ありがたいとおもいます。蜘蛛もまれにではありますが、出てくる時があります。人を刺すわけでもありません。ハエや蚊をとってくれる人にとっては都合の良い虫です。大目に見てやってください。とくに、毒を持ったものには、ハチ、ムカデ、などがありますが、これはキャビン内に出る事はほとんどありません。でも見かけた時はすぐ、管理棟まで御連絡ください。

部屋が狭い

入り口を入って感じるのは部屋が狭いという感覚です。実際は床が6畳、ロフト2畳ほどあります。 これは、じつは天井が無い事に由来しているのです。縦の空間の広がりが通常の住宅より大きいため、感覚的に同じ広さの通常住宅に比べて小さく感じるのです。御了解ください。また、家族のコミニュケ-ションや冷房、暖房の効率からいっても最適な広さかと思います。トイレやお風呂への移動も簡単です。機能を考えるとこの大きさに行き着くのです。

食事が弁当?!

当館は全て部屋だしです。そのため、屋外を長い距離運ばなくてはなりません。また、雨の時も寒い時もあります。保温対策、雨対策、虫対策のため箱にいれなくてはなりません。ただし中身については、ここでないと食べられない珍しい食材を使い、暖かくしてお持ちしています。内容、ボリウム的にも充実しております。また、お客さまが部屋から片付ける時も能率的です。メ二ュ-もそえてあります。お楽しみください。

梯子が揺れる

ロフトにあがるのに梯子があります。これは、人が乗ると、しなり、恐いとの声があります。皆さんあまり梯子を使った事がないのかもしれませんが、実際この程度なのです。決して折れたりするわけでも、壊れて落ちるという事故もありません。また、取り外しできる様に軽量化しているため、しなるのです。 でも、100Kg以上の方は御遠慮いただいた方がいいかもしれません。

すきま風が寒くないのでしょうか?

丸太小屋というと、隙間だらけとの印象があります。実際は断熱材やシリコンで埋めてあるので、一般の住宅となんら変わりません。むしろその厚い丸太の壁は外気からの伝導も少なく暖かいくらいです。また、暖かい空気は上に行くため、ロフトは暖かくなっています。こたつとファンヒ-タ-でこの地域なら十分暖をとれます。

バンガロ-ではありません

よくバンガロ-ですか?と言われます。確かに外観はそんな風に見えますが、中はホテル並みの設備が揃っています。冷蔵庫もトイレも寝具もお風呂もあります。宿泊施設と御考えください。

サメ、ボラが食材?!

あえてこんな食材を出しています。地元で沢山とれて、おいしいものをとりあげています。確かに一般的に高級と言われるものでもなければ、聞き慣れない食材も多いかと思います。でも不味いものではありません。試行錯誤の末あるいは、スロ-フ-ドとして地元に伝わるものを掘り起こしたりして、地元の味を演出しているつもりです。でもどうしても抵抗のある方は事前に御連絡くだされば、一般的なものに変更させていただきます。

テレビがない!!

あえて、テレビは、置いてありません。回りには、テレビでは、味わえない、いろいろな野遊びがあります。一日じゅうテレビを見て、ごろごろしているのは、とても、もったいない事です。せっかくお金を払って田舎にきているのですから、アウトドアを充分楽しんでください。雨の日だって、魚は、むしろ多く採れますし、雨の日でないと、お目にかかれない生き物もいます。また、自然の音を楽しみながら、ゆっくり過ごすのも、とても贅沢な時間の使い方です。

大原