Location

富浦町は千葉県、房総半島の南西端に位置しています。西は東京湾に面し、波静かな小湾が大房岬によって作られ、海水浴や釣り等の好適地となっていますが、他三方は、山系で囲まれています。
 面積は、25.69ku、このうち農地は約2割で南部にまとまっています。全体の約6割を占める林地では、町の特産品であるビワの栽培が古くから行われていますが、最近はハウスによる栽培も増えてきています。町の木はビワ、町の花は菜の花です。

   ▲大房から望む富浦湾
2.Nature
春、菜の花の黄色が終わりに近づく頃、浜辺では浜ダイコンの薄紫と浜エンドウの紫の花が最盛期を迎えます。と思うと初夏、今度は気の早い海水浴客を浜昼顔がピンクのジュータンで迎えます。
 温暖な気候とあふれる太陽、やさしい潮風に育まれた富浦町の自然。全国的に広く知られるような景勝地はありませんが、季節によって咲き競う花々や小鳥たちのさえずり、山や園風景の変化、また一日のうちでも大きく変わることのある海の状況など、私達の暮らしにとけ込んだ、とても身近な自然が息づいています。
 東京湾に突き出て、急峻な海蝕崖に囲まれた「大房岬」は、町のシンボルともいえます。人々の生活に密着し、呼び名も大宝岬から大武佐を経て大房岬と変わりました。
 緑濃き自然と海・山の両面を満喫できる数少ない保養地として人気が高まりキャンプやハイキング、釣りで賑わいますが、自然に親しみながら自然や歴史を学ぶことのできる県立少年自然の家や大房岬ビジターセンターなどの施設もあり、広く開放されています。

3.BIWA


 富浦町の特産「びわ」の特徴は、大粒でみずみずしく、甘いこと。農薬は一切使用されず、自然の恵みの中で丹念に育てられていることです。
 栽培の歴史も古く、約250年程前から生産されていますが、この間、品種改良や生産技術の向上が図られ明治42年6月20日、初めて天皇、皇后両陛下並びに各皇族の方々に「富浦のびわ」が献上されました。以来、第二次大戦中は一時中断しましたが、毎年6月の最盛期に厳正な審査の上、町の誇りとしてびわの献上が続けられています。
 また、平成2年6月8日に、富浦町で「フルーツサミット」が開催されたのを機に、「日本一びわの郷」宣言を行いました。
 「房州びわ」は旬が短く、5月下旬から6月下旬が出荷期ですが、施設栽培によるハウスびわもあり、生のびわを味わえる期間も長くなってきました。また、今ではびわの加工品がいろいろありますので、缶詰や羊かん・ゼリーなど、お好みのものをお試し下さい。
 もっと、びわに接してみたいという方には、「びわ狩り」をお勧めします。 5月下旬から6月下旬まで、枇杷倶楽部で募集していますので一度体験してみてください。自分でもいだびわの味はまた格別です。

4Information Station 「TOMIURA」

富浦町は町の将来像を人と自然・文化が調和し、住むことが誇りとなる「人と自然の豊かな町」としています。この実現に向け、平成4年度に「富浦町エコミューゼ基本構想」を策定し、この理念を取り入れた新しい町づくりに取り組んでいます。
 この内容は、町の自然や文化・産業等は人々の生活と密接な関係を持って現代に引き継がれていることを認識し、人間と環境の関わりを最重点に考え、心の豊かさと経済性のバランスを図りながら地域の発展を目指そうとするもので、展開にあたっては町全体を一つのフィールドとして捉え、コア施設(中核施設)とサテライト(衛星=分散された自然や歴史、産業等)、これらを有機的に結びつけるディスカバリートレイル(発見の小径)で整備し、都市住民との交流を通じ、産業の振興や情報収集、提
供を図ろうとするものです。 
平成5年11月にオープンした枇杷倶楽部はその第一歩を起こしたものです。コア施設の完成により今後は、花倶楽部(花狩農園)や富浦駅前整備、果樹公園、法華崎周辺整備などのサテライト整備、街路照明や案内解説判設置によるディスカバリートレイル整備を進めていくことになります。
 しかも枇杷倶楽部は、来るべき高速道路時代に対応するため千葉県内初の「道の駅」にも認定されましたので、ここを中心にした新しい町づくりに対し、大きく夢が広がっています。
〜富浦町勢要覧より〜