公務員ボクサーの苦悩
町民に夢与えるのも、公務員の仕事です 「負けたら引退も考えてた。仕事との両立はキツかったが、一生懸命やってよかった」
本業は千葉県鋸南(きょなん)町役場の水道課主事。朝6時に起きて、8キロのロードワーク。仕事が終わると、約30キロ先にある木更津市のジムで2時間練習。横浜市までスパーリングに出かけ、帰宅が午後11時を回ることもたびたびだ。 プロボクサーとして活躍するも公務員は副業を禁止されている為、報酬は無い。しかし本人は「ボクシングが好きだから、それだけです。そして、見てもらっている人に夢と希望を与えたい。最終目標は自分に克つことです。」と戦う理由を話す。 役場の上司らは「大変な練習をしながら、黙々と仕事に取り組む。その姿には頭が下がる」と口をそろえる。